― 朝4時15分
目が覚めた。
カーテンを少しめくって天気を確認。晴れだ!
ゆっくりと起き上がって出発の準備をする。
久しぶりの耐久、少々緊張してるのか早めに目が覚めた。
待ち合わせは五時――
もうすぐ福ちゃんがやって来る。
いつも五分前には来るからワイも早く出て待っていよう
朝の空気は気持いい
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― 5:00、、、、、、
― 5:15、、、、、、、、、
電話してみるか、、、
― 留守電 、、、、、、、
昔、イリュウ君にもこんな感じで電話したら留守電だったな、、、あの時は結果はどうだったっけ??
いろいろ考えてると福ちゃんから電話がきた。
今起きましたぁ

ま、まだ間に合うで
少し遅れて出発!
車の少ない高速を北房へ向かう。
晴れて良かったなぁ
到着後受付を済ましてテントの設営、タイヤの交換、スタートの準備をしながら周りを見回すとみんな穏やかに準備をしている。
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なんかさすがに皆手慣れてきたなぁ。
始めて4年か、、、
いまだ表彰台には乗れずにいる。
今回はなんとか乗りたい!
8時半、予選スタート!
どーなん?
新しいセッティングで全コース走るのはこれが初めて。
持ち時間は10分
他のチームの状態も気になるし、、
タイムは28秒後半―
まずまずいいんじゃない
いいポジションについたんちゃぅ
クラス二位の絶好のポジションをゲット
クラス一位はオージンズビート、黄色のビート、ダートラチャンピオンのチームや。流石。
他のクラスの予選が行われるなかのんびりと他のパドックを覗いてみる。
みんな綺麗に作ってるな。
ゼッケン一番の西尾モータースがどうも新しくボディを変えてるようだ、デザインが若干違うみたいや。
清水塗料と書いた文字がやはり目につきます。
まだ20代の頃、勤めていた会社の取引先でよく倉吉には行ったなぁ、、清水社長には美味しいものご馳走になったり色々お世話になった。お元気かな?
そんなこんなでスタート時刻。
よーし、今日はいつもより早めにグリッドに呼ばれたぞ。
Nice!福ちゃん。
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ローリングスタート開始ぃ!
数週走ったあと10時5分本戦がスタート!
さぁ、こっから五時間走りまくるぞ!
スタート直後トップのビートを抜いて帰ってきた!
現在1位。
このまま逃げ切れるか?
5週目頃にはクラスが違うカプチーノ2台(うさぎやではない)も抜いて帰ってきた。
ありゃ
速すぎん?このままノートラブルで五時間行けるん?
若干の不安がよぎるけどテンションはめちゃ上がっていくわ!
前半の中盤を過ぎトッブは依然ぶりき。
3分の1週離れて黄色のビート、ザリガニーズ。
マージンを少しずつためていってるやんか。
順調な試合運びや!
と、ところが、他のチームのトラブルで白旗がまた出た。
地味な展開のようだか今日は白旗が多い
ペースカーの位置が運悪くうちの前になってしまい2位以下が詰めてきた。
もうすぐ後ろにいる。
1コーナーの入り口と出口くらいの距離。
グリーンフラッグのあとの二週目、団子状態のまま上の中のヘアピンに突っ込んでいくのが目の前で見える。
頼むでぇ、巻き込まれるなよぉ。。。
――― ドスン

ん
揺れた?
今揺れたよな?
隣のかんちゃんも
"今、押した
" と言ってる。
ヘアピン回ってこっちを向いたら、、か、顔がグチャッとなってるやん
!
へちゃげてるやん

!
まさかのオカマシーンを見せてもらったわ
気になる車のダメージは?
結構いってるみたいに見える。
ドライバーからは見えないからダメージが気になるのかペースダウン
3位に落ちる。
ピットインさせるか
しかし、ホームストレートに帰ってきた様子ではラジエターまではいってない様子だ。
オーケー行ける!
手で大きくオーケーサインを出したら福ちゃんも大きくうなずいた!
ピットに入ればそれだけ表彰台が遠のいていく。
がんばれ!福ちゃん。
がんばれ!三号車!
3位キープで走っていると今度はなんかぶら下がっている
なんや?
ウィンカー、か、、、
さっきの衝撃で壊れたウィンカーがプラプラしてる
まずい!はよ落ちてくれんとブラック振られるやんか

故障などの症状が見えた車両は安全の為ピットインの指示がコントロールタワーから出される。
それをドライバーに知らせるのがブラックフラッグ。(違反などでペナルティの場合も振られる)
三週目、、、あれ?ピットレーンに入ったぞ?
ダッシュでパドックに向かうと車が戻ってきた。
"どうした
"
"ブラック出ました!
"
やっぱり出た。。。
ぶら下がってるウィンカーを引き千切り、壊れたバンパーをテープで固定して再スタート
どの位置に戻った?
急いでパソコンモニターを確認。
現在5位、、、
トップとは2週差。。
ショック


このロスは痛い(>_<)
遠ざかる表彰台。。。
しかし、3位入賞はまだまだ可能!
がんばれ!福ちゃん!
がんばれ!3号車!
前半の終盤を向かえた頃、思いもかけない光景を見る。
トラブル車両撤去後のグリーンフラッグ直後、2位のオージンズビートにまさかのブラックフラッグ。
何があったんですか?と聞いてもオージンズ側もわからない。
オフィシャルの指示でオージンズビートが向かったのはなんと
ペナルティストップエリア
再スタートの際、コントロールラインぎりぎりで前車を抜いた白はた違反で5分のペナルティストップ
この間にぶりきは3位浮上!
1位はザリガニーズ。
2位は青のビート。。。。
ん
ザリガニどこいった?
探してもコースには居ない。。。
振り返ると居た!
ガソリン入れてる!
給油か、、、
コース上では福ちゃんのモーレツアタックが!
青ビーを追い掛ける
暫くしてパソコンモニターを再びチェック


ん
なに
またシステムエラー?
たまに順位やクラスが混乱することがある。
ぶりきが1位になってる。
確か3位のハズ、、、
苦笑いしながら皆に
"ぶりきが1位になってるわぁ"と言うと、誰かが言った。
"ザリガニクラッシュしとるがな"
なにぃ


見ると確かにフロントをテープ巻きまくりの三号車と同じ状態に!
何があった?
しかし、あの姿から思うにまさかのオカマシーンがどこかであったんだな
不覚なり!ザリガニーズ
しかしこれで条件はイーブン!
で、青ビーはどうした?
わからんが4位に落ちてる。
とにかく1位!
パソコンは狂ってなかった

あとはドライバーチェンジのタイミングが勝負の分かれ目。
レース慣れした男、かんちゃん(元メンバー、中山シビックシリーズチャンピオン経験者、一攫千金代表、介護関係の仕事でドンドン歪みにはまってる感有り、変人気質、奥さんが良い人)にピット指示をまかせワイは交代の準備にパドックへ戻る。
爆音から少し離れて座って待つ。
緊張で喉が乾く。
あ、何か食べんと。
ゆう(スタッフ、薬局勤務、独身、おとなしいが若干天然な所有り
)の差入れのおにぎりを一個食べる。うまい
水を200CC。
このエネルギーで残り時間を走りきる!
集中が高まってきたときかんちゃんから連絡が来た
入れます!
待って待っての白はた直後の絶妙なピットインの指示、流石だ。
素早く交代して給油場所へ!
"全部入れんでえぇで!"
並んだ給油場所から他のマシンが出ていく。
"もうえぇで!"
いつもより少な目の給油で急いでスタート。
コースはクリア。
まだペースカーが出ている。
これならロスタイムは少なかったはず!
3位以内には居るはず。。。
ペースカー退場。
グリーンフラッグが振られている。
チッヒー(スタッフ、アナウンサー、主にKCTキャスター活躍中、独身、2007年公開釣りバカ日誌vol.18 レポーター役(台詞有)で出演 DVD絶賛発売中
)達に手でジェスチャー。
回りとのタイム差、ラップ差を聞く。
1週戻って見たピットボードには…
①
2位ザリガニ
+1L
1位だ!
しかも2位にはワンラップも差をつけてる!
すごぃ!
テンションは上がっていく!
が、なんや?このタイヤ?
グリップのグの字もないやんか
リアが滑りまくる。
思ったラインに乗せられない
普段なら後ろの車に先を譲るところ。
じゃあ、どうぞとミラーを見たら青のミラターボ。
あれ
そのすぐ後ろに見慣れた車が!
ザリガニやんけ!
これは譲れません
暴れるラインを強引に押さえながら走る。
奥のヘアピンの横の土手では呑気に佐分利さん、岡さん、三宅さん、かんちゃんが達がBBQで満面の笑顔!手に持ったビールを振ってる
"…………………"
段々と車の状態に慣れて来た頃今度はまさかのガス欠症状が

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残り時間は45分。
バトルしながら計算してみた。
まだ30週くらい走る計算―
まずいな。
ガス欠だともう一回ピットインせなあかんやん

なんか、ピットの連中はグー
サインとか出してるけど……
あかんやん、あんときなんでもうちょぃ入れんかったかなぁ……。
給油をケチッたことが超裏目に出た気がする…………

しかし、悩んでもいけん!
燃費重視の走りで頑張るしかない
高めのギア、低めの回転。
ペースカーの出動にも助けられて残り15分 。
ガソリンは、、、?
またまた計算
よし!いける!
全力で逃げれる!
2位ザリガニとの差はペースカーの不運もあって25秒差まで詰まってる。
絶対に負けない!
誰にも抜かせない!
全部抜いてやる
モーレツにテンション上がってきた

"来たぁーーっ

"
と叫びたいくらい

あと10分、
あと 5分、
ピットボードが出る。
1番ポストではフラッグの準備を始めた様子がチラッと見えた。
恐らくこれが最終ラップ
テンションは下がらない。全開でアタック。
最終コーナーに飛込むとき4つ手前のコーナーを抜けるザリガニーズの車が見えた。
" やった "
最終コーナーを立ち上がりホームストレートでチームの仲間たちの顔が笑ってるのが見える。
コントロールラインでは大会競技委員長、元全日本ダートラチャンピオンの仁科さんがチェッカーフラッグを振っている


近藤さんの姿も見える。
"近藤さんありがとう!"
目線を送り、力一杯両手でガッツポーズ
ついにやった!
念願の初表彰台
念願の初優勝
この感動と感謝は誰にも譲れない。
2008.6.8
Team burikinolion
N1クラス 優勝
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